仮面新婚夫婦〜私を好きじゃなくなったうつ病旦那

婚約中にうつ病発症した彼、もう私のことを好きじゃないと。それでもお腹の子供のために入籍

2022.06.10 結婚指輪の繋ぎ

10:00  一時起床

途中何度か目が覚めては抱きついたり撫であったり悪夢を見て叫び起きたわたしを「どうしたー」といいながら落ち着くまで耳を塞いでくれたり

 

そうして迎えた朝

ふと目が覚めると足元には震えている彼が

何事かと駆け寄って聞くもまるで無視

 

なにがあった、、、

 

しばらくして体勢を変えはじめたので話を聞く

理由はないけど急に1人になりたくなった

彼はそう答えた

 

そかそか

と寂しくなる気持ちを堪えてなにができるかと思考錯誤

 

健康スープをつくろう

 

彼に買い物行ってくるねと伝えると得意の小さな声で「うん」と

 

20分後帰宅しそそくさとお昼ご飯を作る

たまに様子を見にいくが変化なし 布団にくるまっている

 

コンソメのスープパスタをつくった(食事は別記事へ)

 

彼の元へ行き軽くマッサージをしてはあたまを撫でてうーんうーんとうなっている彼をどうにか落ち着かせようとした

 

ご飯作ったから食べたくなったらおいでね

 

そう声をかけてわたしは静かに動画を見ながらこのブログを始める準備をした

 

11:30

昨日見たあの顔で起きてきた

「おはよー ご飯少し食べる?」

「うん」とうなづく

 

よしっ!

嬉しくて少し多めによそってしまった

 

「おいしそう。。」

そういって全部食べてくれた

 

少しすると「なにでいくの?電車?」と

 

これは昨日の約束

調子が良かったら指輪見に行こう

 

まさか行くの?

 

わたしは今日はもう無理だと思っていたためすごく驚いた

そこからの彼は上がり調子で一緒にシャワーをあびて、一緒に洗濯物を干して出かける準備をした

 

駅へ向かう途中も道路側を歩いてくれたり、バックの重さを確かめては「結構重いね」と取り上げて持ってくれた

 

階段を登るのが遅いわたしをおばあちゃんと笑いつつ手を貸してくれて指輪店へ

 

結構真剣に選んでくれた

何店舗か見比べて最終的には彼があっちのがいいとセレクト

 

こういう前向きな彼が見れてわたしはそれだけで幸せ

結婚指輪はもう決まっているのでそれまでの繋ぎ、形としてペアリングを購入

 

帰りの電車、道中、なにからなにまで気を使ってくれて今日の夜ご飯もうまいうまいと完食

 

このひとわたしのことほんとに好きじゃないの?

そう微笑んでしまった

 

食器をなおそうとしたら座ってろといわれ

このあと夜勤を控えてるわたしに寝ろといってくれた

 

布団へ行くとついてきて隣でゴロゴロしてる

かとおもったら全身マッサージをしてくれた

うとうとしはじめると携帯をとられ

みないでよーといってるわたしを「あやしーーーー」と

 

(こんなに大好きなのに浮気なんかするわけないでしょ)

とついつい笑ってしまう

 

なんて幸せな時間なんだ

 

寝てる間にこそこそわたしの元を離れ、(たぶん起きないように相当静かに移動したんだと思うわたしすぐ起きちゃうから)食器類を片す彼

 

21:00 わたし起床

「おきたー?」と

なにやら静かに過ごしていた彼 ほんと優しいよね 指輪担当者も旦那にいいたいくらいっていってた あなたがわたしにしてきてくれてたこと 

 

ぽわぽわしてるわたしは彼の近くへ座ると急に耳かきをしてくれた

これから仕事へ行くわたしへの激励なのか、ほんとに嬉しかった

 

制服に着替え上着のないわたしに自分のパーカーをもってきてくれた

車まで見送られ彼の左手の薬に光る指輪にニヤつきながら仕事へ向かう

 

今日はそんな1日

 

いま彼はちゃんとひとりで寝れているのだろうか

おそらくうつ発症後、家に初めての ひとり

 

また震えてないか 泣いてないか 心配で仕方ないので早く帰りたい